小さな恋【完結】


「ずっとずっと会いたかった……――大知に会いたかったよ……!!」


この日をずっと待ち続けていたんだ。この温もりをずっと求めてたんだ。



「俺も……ずっと真依子に会いたかった」



耳元でそっと囁きながら、大知はあたしをギュッと抱きしめる。


あたし達は、離れていた一年間を埋めるように時を忘れて抱き合った。


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