ネコ専務シリーズ
ネコ専務が食堂に着いた時間は、まだ
10時だった。
中に入ったとたん、仕込みをしていた、
いかにも大阪人風のおばちゃんから、
「ああ、すみません、お客さん。
ここは11時からなんですよ」
と声がかかる。
食堂の中では、三毛猫の女子大生がひとり、
カチャカチャとノートパソコンに向かって
いた。
ネコ専務は待たせてもらうことにした。
テレビでも見ていれば、一時間くらいすぐ
経つだろう。
今朝ホテルで読んだ新聞のテレビ欄による
と、この時間帯は時代劇「暴れ某将軍」の
再放送をしていたはず。久しぶりに見ても
いいな・・とすでに付いていたテレビの方
に目を向けると、なんと、四つ足の猫が
ズデ~ンとその前のテーブルに座り込んで、
テレビを見ている!
その猫というのも、牛のような白黒模様に、
天然パーマの、何だかやたらと個性的な
猫であった。
10時だった。
中に入ったとたん、仕込みをしていた、
いかにも大阪人風のおばちゃんから、
「ああ、すみません、お客さん。
ここは11時からなんですよ」
と声がかかる。
食堂の中では、三毛猫の女子大生がひとり、
カチャカチャとノートパソコンに向かって
いた。
ネコ専務は待たせてもらうことにした。
テレビでも見ていれば、一時間くらいすぐ
経つだろう。
今朝ホテルで読んだ新聞のテレビ欄による
と、この時間帯は時代劇「暴れ某将軍」の
再放送をしていたはず。久しぶりに見ても
いいな・・とすでに付いていたテレビの方
に目を向けると、なんと、四つ足の猫が
ズデ~ンとその前のテーブルに座り込んで、
テレビを見ている!
その猫というのも、牛のような白黒模様に、
天然パーマの、何だかやたらと個性的な
猫であった。