ネコ専務シリーズ
ネコ専務、危機一髪!
その日、午前11時ちょうどのこと。

ネコ専務の会社の机の電話が鳴り、
ネコ専務が電話を取ったところ、機械で
合成された、テープに吹き込まれた声が
聞こえてきた。

「我々は、国際テロ組織《キティー》で
 ある。我々は君の机に小型核爆弾を
 仕掛けた。
 それは君の会社を丸ごと吹き飛ばす
 威力がある。

 しかし我々の信じる神は、慈悲の神で
 ある。君たちに最後のチャンスを与え
 よう。

 爆弾には赤のコードと青のコードが
 ついているが、どちらかを切れば君
 たちは助かり、どちらかを切ればその
 場で爆発するようになっている。

 君たちが生きるか死ぬかは、神の
 御意思にゆだねよう」

プツッ。電話は切れた。
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