ネコ専務シリーズ
ガブッ、
「ギャー!!」
うんうんと悪夢にうなされていたネコ
専務は、心配した飼い猫のシロに手を
かまれて、その痛みでムリヤリ起こさ
れた。
ネコ専務は全身にたっぷり汗をかいて
いたが、周囲を見れば自分の家の平和な
朝である。
ネコ専務はホッとしてぬるいコーヒーを
作り、シロにエサをやって普通に出勤
した。
いつもと全く同じ日常であった。
その午前11時ちょうどのことである。
ネコ専務の机の電話が鳴り、ネコ専務が
電話を取ると、聞き覚えのある声が聞こ
えてきた。
「我々は、国際テロ組織《キティー》で
ある。---」
しかしネコ専務は慌てなかった。自分の
机の引き出しから爆弾を引っ張り出した
ネコ専務は、迷うことなく無造作に
「青のコード」をプチンと切った。爆発
は起こらなかった。
部下たちは
「専務、何で正しい方が分かったんです
か?」
と驚いたが、ネコ専務は、
「これくらいのことが分からないでは、
専務など務まらないんだよ」
と、余裕たっぷりに答えたのであった。
おしまい
「ギャー!!」
うんうんと悪夢にうなされていたネコ
専務は、心配した飼い猫のシロに手を
かまれて、その痛みでムリヤリ起こさ
れた。
ネコ専務は全身にたっぷり汗をかいて
いたが、周囲を見れば自分の家の平和な
朝である。
ネコ専務はホッとしてぬるいコーヒーを
作り、シロにエサをやって普通に出勤
した。
いつもと全く同じ日常であった。
その午前11時ちょうどのことである。
ネコ専務の机の電話が鳴り、ネコ専務が
電話を取ると、聞き覚えのある声が聞こ
えてきた。
「我々は、国際テロ組織《キティー》で
ある。---」
しかしネコ専務は慌てなかった。自分の
机の引き出しから爆弾を引っ張り出した
ネコ専務は、迷うことなく無造作に
「青のコード」をプチンと切った。爆発
は起こらなかった。
部下たちは
「専務、何で正しい方が分かったんです
か?」
と驚いたが、ネコ専務は、
「これくらいのことが分からないでは、
専務など務まらないんだよ」
と、余裕たっぷりに答えたのであった。
おしまい