ネコ専務シリーズ
そうして本当に目が覚めたネコ専務は、
すぐさま部屋を逃げ出して、しばらく
週末の賑やかな商店街をうろうろ歩き、

自分の周りを楽しげに歩いていく人々
の実在を感じて、心を静めようとした。

その後部屋に戻ったネコ専務は、その
夜は愛猫のシロを胸にしっかりと抱き
ながら、心を騒がせながら眠りについ
たという。

             おしまい
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