ネコ専務シリーズ
俺は携帯画面とおっさんを見比べた。
おっさんとケータイ小説。
おっさんと「野いちご」。
・・無茶苦茶似会わないんですけど・・。
そう考えるのは偏見だろうか、と自分に
突っ込みつつ尋ねてみる。
「お義父さん、ケータイ小説読まれるん
ですか」
おっさんは・・いやいや、お義父さまは
デレデレ笑顔で答える。
「おきよが教えてくれたのよ。初めは
若いのが読むもんだと思ってたんだ
けどよ、意外や意外に面白くてよ」
恭ちゃん・・俺には何も言ってなかった
よね・・?
ちらりちらつく微かな嫉妬。
って、義理父に嫉妬してどうすんだよ、
俺。
おっさんとケータイ小説。
おっさんと「野いちご」。
・・無茶苦茶似会わないんですけど・・。
そう考えるのは偏見だろうか、と自分に
突っ込みつつ尋ねてみる。
「お義父さん、ケータイ小説読まれるん
ですか」
おっさんは・・いやいや、お義父さまは
デレデレ笑顔で答える。
「おきよが教えてくれたのよ。初めは
若いのが読むもんだと思ってたんだ
けどよ、意外や意外に面白くてよ」
恭ちゃん・・俺には何も言ってなかった
よね・・?
ちらりちらつく微かな嫉妬。
って、義理父に嫉妬してどうすんだよ、
俺。