ネコ専務シリーズ
ネコ小僧が運んできた、自分の好みの
ぬるさの抹茶をすすりながら、ニコニコ
して可愛い姪の悩みを聞いていたネコ
住職は、

ネコガールが話を切り、うかがうように
自分を見たのを見ると、答えて言った。

「ネコガールよ、それはそなたの内なる
 本心が、そなたに何かを教えようと
 しておるのじゃ。

 それは大切な気づきであるから、大事
 にした方がよい。

 ネコガールよ。そなたは何がしたくて
 モデルという仕事を選んだのじゃ。

 したかったことは、もうやってしまっ
 たのか? それとも、他にしたいこと
 ができたのじゃろうか」
 
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