ネコ専務シリーズ

ネコ専務とネコ大名（上）（下） (書評）

シリーズ初の、上下巻の２冊組。

ネコ専務は、国連のスパイ組織での同僚、
ドクターCの発明したタイムマシンに乗っ
て、戦国時代に行くが、そこで織田信長
とネコ大名との合戦に巻き込まれ、なり
ゆきでネコ大名の命を助けてしまう。

上巻では、そのあとネコ大名軍の逃避行
の様子が語られるが、その最後では、
ネコ大名がネコ専務の先祖であることが
明らかになる。

下巻では、単身、信長軍の城に忍び込ん
だネコ専務が、信長に奪われていたタイ
ムマシンを奪回しようとするが、発見
され、信長その人との１対１の対決に
追い込まれてしまう。

下巻では、とにかく信長が強い！ピス
トルの弾だって刀ではじき飛ばしてしま
う、鬼神のような強さである。

ネコ専務シリーズのアニメ版では、この
話は「華麗戦国絵巻・ネコ専務vs織田
信長」というタイトルで映画化されて
いるが、信長の声は、NHK(ネコ放送協会）
の大河ドラマ「戦国の嵐」でも信長役を
務めた俳優・三馬大介が担当している。