ネコ専務シリーズ
ネコ住職は次に猫魚のリーダーに会いに
行ったが、これは意外となかなか立派な
若者であった!

リーダーは、すでに虎魚への反撃をいろ
いろと考えていた。猫魚は決して、
「やられっぱなしの無力なエモノ」
ではなかったのである。

考えてみれば、自由を何より愛するネコ
が、いつまでも誰かに迫害されたまま
黙っているわけはなかったのだ。
ネコ住職はそれを知ってうれしくなり、
決起のときには必ず協力しようと約束
した。

そうなれば、虎魚のような「妖かし」に
絶大な法力を発揮できるネコ住職は、
この戦いにきわめて重要である。

猫魚たちはこのとき、最高の味方を得た
のであった。

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