one"s remaining days


廊下を歩いていたら…
2人が正面から歩いてきた。


あたしは、視線すらも向けなかった。


「やばいよね〜あはは」

「シカトかよ…」


匠が呟いた言葉は、あたし達の笑い事でかき消された。


「なぁ…」

「えっ…」


突然横から出て来た男の子に、話しかけられた。


「佐藤さん…ちょっといいかな…」


「えっ…あっ…うん」


「俺…佐藤さんが好きなんだ。」


うっうっそー///!


「あっ…俺の名前言ってなかったよね!中村 勇士って言うんだ。」


なかむらゆうし…?


「あっ…!…」


「えっどーした…?」


「あたしと、小学校一緒だよね!?」


.
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