one"s remaining days
「ねぇ。鈴木くん。」
菜摘が匠に話しかけた。
「中村ふぁむさ、うまくやってんの。
あんたはあんたで、久保田さんとさぁ、仲良くやってなさいよ。
彩英達の邪魔しないで。第3者が言う事じゃないけど。」
「菜摘…」
菜摘が言った言葉に、匠は言葉をつまらせた。
「…勇士くん、菜摘、もう帰ろう…」
「あたし帰るね。彩英ばいばぁい♪」
カバンをもって、さっさと菜摘は出ていった。
教室は3人になった。
「…彩英」
勇士くんが唐突に呼んだ。
「何…んぅっ…」
勇士くんが…いきなりキスをしてきた。
「…待っ…ん…ふっぅ…はっ…」
匠がいるのにっ…
「はぁ…っ…」
キスが終わって、あたしは意識が朦朧となった。
「彩英は俺のだ。俺も彩英のもの。だから、男の幼馴染みと話させないから。」
「束縛かよ。」
「…」
あたしは顔が真っ赤になった。
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