Sleeping baby ~眠り姫~
「じゃヒカルお母さん仕事だからまたね~!頑張って雅明と良い家庭を築くのよ!それで早く孫の顔見せてね!!バイバーイ!」
全く空気も常識も読まない母は、そう言い終わるとさっさと電話を切ってしまった。
何だか…言い逃げされた気がする。
聞く相手を間違えた自分も悪いのだが、この破天荒な親の元で普通に育った自分をモーレツに褒めてあげたいとヒカルは心から思った。
父も母も大好きだけれど、
ここまで育てて貰って本当に感謝しているのだけれど、
でも、でも、今回ばかりは言いたい…
言ってしまいたい…
本当に
マジで
心から
バカ親!!!!!!!!