Sleeping baby ~眠り姫~
だけど、ヒカルには他に何も良い案が思い浮かばなかった。
こうなったら、なんでもやってみるしかあるまい。
実践っていう所がちょっと不安だけれど、優しい兄ちゃんはきっとアタシが怖がる事はしないと思う。
もししたら…
ブン殴ると思う。
ヒカルは以外と狂暴だった。
「兄ちゃん分かった。実践で頑張ろう」
ヒカルの決意は固まった。
『よし、じゃあ今日はもう寝ような?』
そんなヒカルの頭を優しく撫でる雅明の瞳は、どこまでも優しかった。
そして今日は珍しくフテ寝で終わらない1日だった。