黒猫眠り姫〔下〕
[第4章]誰にだってあるモノ


もう十分なぐらい湊に甘えてる。



いつかは湊が離れていくとしても



私は誰かに必要とされたのは湊が



初めてだったから。



一番に湊のことを想っていたい。



望むなら何だって出来るとも思う。



だから、後悔はないよ。



でもね、やっぱり最後は湊にさよなら




言いたかったよ。













笑って言うことは出来ないと思うけど、




言えなかったことの方が寂しいんだね。
























< 35 / 38 >

この作品をシェア

pagetop