【短編】私の執事は彼氏様!?
私は手紙をあけた。
名前は……
「て、る……?」
私はゆっくりてがみにめをとおしていった。
『大好きなお嬢様へ
まずは、謝っておきます。
すみません。
僕はまだ未熟でした。
なのにお嬢様に仕え、さらにお嬢様に告白まで……。
ほんとうにすみませんでした。
なので、これから修行してきます。
もし、それで強くなったならお嬢様の元へ戻ります。
でも、ダメだったら……もうそばには居られません。
ですが、泣いてはいけません。
学校でなら会えますしね。
それに、お嬢様のお荷物がなくなると思えば気が楽でしょう?
それでは、次に会う日までさようなら。
大好きでした。
輝』
手紙を読み終えた時、私の目からは大粒の涙がボロボロ落ちていた。
「どうして?」
そんなつもりじゃなかったのに……!
いものワガママだったのに……!
ただ、少しだけ怒っていた部分もあったけど……!
「嫌いなわけじゃないんだよ?」
ねぇ?
だから、またもどって来てよ!
そばにいてよ!
これじゃ、意味がないじゃない……!
首輪をつけた意味がないじゃない!
私は声をあげてないた。
そして、願った。
「お願い、もし取り消す事ができるのならさっきの言葉を取り消してください!」
と…………。