【短編】私の執事は彼氏様!?
でも何も変わらなかった。
あれから一週間。
輝の携帯には電話もメールも繋がらなかった。
いわゆる、音信不通という事。
そして、私はその日から一度も学校にいて居なかった。
兄弟姉妹達が心配して来てくれたりするけど、一歩も部屋からでなかった。
「だって、帰って来てくれるのはやっぱり私の部屋でしょ?」
そう思っていたからだ。
なら、部屋で待って居なきゃ。
そう思うのだ。
ねっ?
いい子でしょ?
だから、早くもどってきて?
私はずっと待ってるんだよ??
主人を待たせていいの??
ダメよ?
それくらい、分かってるでしょ?
届かない……そう分かっていてもついつい心のなかで言ってしまう。
「どうしてなの……? 早くもどってきてよぉ……一人じゃ、なんにも、でき、ないよぉ……!」
私は泣きじゃくる。
あれから毎日、泣いてない日はない。
輝の事を考えるとすぐ涙が出てくる。
そして、後悔ばかりする。
どうしてあの時、あんな事いったの?
どうしてあの時、あんな風に突き放したの?
どうしてあの時、あんな事しちゃったの?
どうしてあの時…………?
私はそればかりだった。
後悔……
後悔……
後悔……
後悔……
私にはその人こが渦巻いていた。