【短編】私の執事は彼氏様!?
★第二話☆
私の決意
私は毎日ないている生活が一ヶ月以上続き、もう涙は出なくなっていた。
何もしたくない……。
何も考えたくない……。
もぅ、死んじゃいたい……。
最近の私はこればっかりだった。
兄弟達も姉妹達も親達も心配して毎日毎日、部屋にやってくる。
それすら、鬱陶しいと感じるようになっていた。
そしてこないだは、くる度に怒鳴り散らし……薬を投与される程だった。
「もぉ……むり…………」
私はベットに横になっていた。
体はほとんど動かない。
こんな事なら、初めから輝に合わなければよかった……。
あったとしても、執事にはしなければよかった……。
そうすっれば、ただの友達として会えたでしょ?
それに、もしかしたら迷わず恋人同士になれたかもしれない……よね?
「こんなこと……考えてる、わたし……終わってるね……」
私の声は弱々しかった。
もぅ、叫ぶ事もできないし……
ワガママいうことだってできない……。
それに……
笑う事も……
怒る事も……
泣く事も……
もうできない…………。
と言うより、
"忘れて"
しまった。
「どう、すればいい……? もぅすぐ、わたし……おにんぎょうに、なっちゃうよ……?」
動けない……
感情もない……
お人形に……!!