【短編】私の執事は彼氏様!?
旅の始まり
私は輝がいそうな場所を探していた。
いろいろな場所に行った。
はぁ~。
なんで、見つからないの?
どうして?
もぉ、候補はほとんど残っていないのに……。
私は昔よく遊びに行っていた別荘に向かっていた。
一人か……。
だんだん、なれてきたな~。
それに、電車とかちゃんと乗れるようになったし。
あと、たくさん歩けるようになったな♪
私は自分の成長に喜びながら、別荘までの長い、長い坂道を登っていた。
その時…………
「そこのお嬢さん? 俺といい事しようぜ」
すっごく悪そうな男に話しかけられた。
なに?
この人……。
怖い……かも……?
私は腕を掴まれて無理やり近くに止めてあった車に乗せられた。
「おろしてください! 私にはいくところがあるのよ!!」
私は必死に抵抗してみるが、車はすでに発車していた。
そして、別荘から見える美しい海へ連れていかれた。
私は岩場の誰にも見られなさそうなところに連れてこられた。
「はなして! 私に何をするつもり?」
男は車に乗っていた数人と共に私を囲む。
「何って? いいことだよ~。お嬢さんにはその意味わかるかな??」
私の顎を軽く持ち上げ言った。