【短編】私の執事は彼氏様!?
☆第三話★
再会……
朝になった。
私は外に出て海の方へ向かう。
海……綺麗だな~。
輝と、二人でみたかったな……。
そう思うと悲しくなってきた。
「……探しにいかなきゃ!」
私の足は思いついたと同時に動き出した。
「おい!」
「……光…………」
光に見つかってしまった。
「一人で行くのか?」
「……関係、ないでしょ……」
光がため息をつく。
「俺が一緒だとね、車っていう快適な乗り物がついてくるんだよ?」
「じゃあ、早く行こ」
私は即答した。
そっか。
光は車に乗れるんだ。
私は輝の後ろをついて歩く。
で、車に乗り込んで出発した。
「どこ行くの?」
「結構前に買った親達の家」
「そこに、輝はいるの?」
「確実じゃないけど、多分一番確率高い」
「ふぅん」
私はドンドン変わって行く景色をみながら、輝の笑顔を思い浮かべていた。