【短編】私の執事は彼氏様!?
バンっ!
思い切りあけた扉。
ここの向こうは、外!
食堂は、走って一分でつきます♪
ガチャっ!
こんどは、丁寧にあけてみた。
ここの向こうは、食堂です……。
やっと、ついた……。
いつも、思うけど遠い……。
と、言うかやっぱり室内から行けばよかった……。
外からのほうが近かっただけで、もちろん室内からいける。
でも、近いからね……?
食堂は、真っ白な壁と、真っ白な床。
真っ赤なカーペットに、真っ黒な机。
真っ白な天井からは、シャンデリア。
はっきり言うとね?
目が、チカチカするよ?
慣れないうちはね……。
「お嬢様、遅かったですね」
「そんな事ない。走ったもん」
「でも、遅かったですよ?」
「うるさい!」
仕方ないじゃない?
だって、遅くなっちゃったんだもん。
「そういえば、他の人は?」
「みんな、出払っております」
「ウソ~。早すぎ!」
他って言うのは、お兄様と、お姉様と、お姉様と、お兄様と、双子様(?)の事。
一番上が、奏お兄様。
二番目が、楓お姉様。
三番目が、陸お兄様。
四番目が、芹お姉様。
で、雛美で、私雛野。
と、いう感じで、私が一番年下なわけ?
…………。
結構、気にしてたりするんだよ?
「お嬢様、早くお食べください! 手が止まっております」
「あっ……」
言われるまで、気づいてなかった私。
はぁ~。
学校が、なくなればいいのにな……。
学校がなければ、自由なのに……。
全部、学校のせいね!!
と、学校に、文句言ってます♪