【短編】私の執事は彼氏様!?
「ホント?」
「うん」
「絶対?」
「うん」
「じゃあ、俺の事好き?」
直球に聞かれた。
「えと、あの……その、えーっと……私、て、輝のこと……す、好きです///」
なぜか語尾が不自然に敬語になってしまった。
けど、ちゃんと言えた。
「そっか。よかった。ホント、マジで」
そう言って、私の大好きな笑顔を見せてくれた。
「じゃあ、帰ろ!」
「今から?」
「うん。だって、早く帰らないと怒られちゃう」
「なんで?」
「こっそり、家を出てきたから。しかも、長い間」
「もう、すでに怒られるの決定じゃんか」
そんな会話をしていると、
「帰るんなら、車にのしてってやるよ」
と光が言った。
そして、私達は家へ帰った。
そして、すごく怒られた。