山ほど愛してる

聖奈side

怖い・・・・。
ヤダ・・・・。
何で・・・・?
私は完全に狂っていた。
でも晃平はグイッっと私を引っ張った。
「帰ろう聖奈。俺好きなんだ聖奈が」
晃平が何を言ってるか分からなかった。
このときは、晃平の優しさにも気遣いにも気づかなかった。
私はこのとき晃平なんて見向きもしなかった。
晃平を気遣える余裕が私にはなかった。
「晃平・・・。なにするの?放して。私、高広が忘れられないのよ?だからちゃんと見ておくの」
必死にただ必死に晃平に縋った。
晃平は辛そうに見えた。
だって今日は初めて街で会った。だから一緒にいる。
しかも優里と達也君は2人で違うほうに行ってる。
今は晃平のことを考えるべきだ。
なにしてるんだろう。
「ごめんね。晃平。行こうか。」
晃平は動揺。
そうだよね、動揺するよね。だって私馬鹿だもん。
さっきは意味のわからない高広がいるからなんていっちゃって・・・・。
ほんとばかみたい。

< 17 / 17 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

信じてる

総文字数/649

恋愛(実話)1ページ

表紙を見る
변신

総文字数/0

恋愛(その他)0ページ

表紙を見る
すきになったら

総文字数/378

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop