山ほど愛してる

あ～。似てる!!
やっぱり俺と聖奈は似てる!!
つか似すぎてる!!
「山嵜くんももう早弁??ぅちもなんだぁ隣で食べる??いいよ!!」
俺やっぱり山嵜ってよばれてんのかよー。
なんかかなしいな。
「若山さぁ。俺のことなんで山嵜くんとかよぶわけ?若山にそうやって呼ばれるのキモいんだけど･･･どうせなら下の名前で呼んでほしいんだけど」
あ～!!俺何いってんだ!!もうちょっと素直になれー!!もうちょっとよんで欲しい。とかいえねぇのか俺は･･･。
そんなことが俺の頭の中をグルグル回っていた。
「ぅん!わかった。そう呼ぶね。晃平!!」
あっ。あっ。あっ。あっ。
かわぃぃ～～～!!
「じゃ。じゃー。俺はせい･･･聖奈ってよぶからな!!」
「ぅん。」
なんだコイツ普通に可愛いじゃねぇか!!
なんか俺すげぇドキドキしてる。
この3年間。俺の体もつかな。
俺は心配になってきた。
ってかこんな奴と3年間一緒になったら俺死ぬ。
俺はそんなことを思いながらも聖奈の隣で黙々と早弁した。
そのうち俺の弁当は空っぽになったが聖奈はまだ食べ続けている。
俺より早く食べてたのに、ほんとマイペースなんだな。
「俺先行くから、じゃぁな。」
「ふぉん!わがったぁ。」
おぃ!!日本語しゃべれよ。
まぁいいか。