山ほど愛してる

晃平side

ちくしょー。
アイツ寺島になんの相談してるんだ?俺のことか?はっ?でもそんなことはなしてるわけないじゃんかなぁ。
はぁ。なんか俺被害妄想激しいかも。
いやでも・・・・さっき俺のこと晃平がなんちゃらとか。とか。とか。
ちがうのかな。
んなっ。俺どうすりゃいいんだよっ!!

「あのさっ。合席していいか?」
俺は思い切ってふたりの間にあった椅子にこしかけた。
「ちょうどよかった。今晃平についてはなしていたんだよ!」
やっぱり俺のことか。
「でねっ。聖奈ねっこうへっ」
「ちょっと由佳!!!」
聖奈が寺島が言おうとしていたことをとめた。
「っだよ。早く言えよ。」
「いや。ぅぅん。なんでもないわ。」
結局なんにもねぇのかよ。なんか俺期待しちまったじゃんか。
すきなのに。
ってか俺この席辛いかも。
自分からこの席に合席たのんだってのに。
俺顔真っ赤だし・・・。なんだし(笑)
そのまま俺は何もいわず一緒にいてくだらない聖奈と寺島の話を聞いていた。
なんか明日学校終わったら部活無いからカラオケ行くらしい。
俺も行こうかな。
そんな思いをしていたら、
「おぃ。山!!明日放課後カラオケいかねっ?明日部活休みじゃん?」
なんとお誘い。乗った!!つーかこの状況で乗らない奴いないだろっ。

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