あの日の君と今の僕。
チャラ男と呼ばれた俺も
山本美夏と付き合い始めてから
真面目な気がする。
携帯に入ってた遊びの女は
全て削除した
別に美夏が消してとか言った
わけじゃないけど俺が
消したくて今までの罪悪感とか
綺麗にしたいっていう心機一転の
気持ちとか色々あったから
消して少しスッキリした
俺は律義に美夏に聞いてみた
「なあなあ」
『ん?』
「夏休み最終日、俺と秀明と
他に女2人と海に行くことに
なったんだけど行ってもいいかな?」
『行ってきなよー
高校生は遊ぶのが仕事でしょ?』
「ありがとう。行ってくる」
『あたしは水族館がいいな~?
湊くん連れてってよ』
「もちろん」
とことん俺は美夏に甘えてた
美夏の優しさが嬉しかった
年上なのに甘え上手なとこも
全てがいとおしかった
改めて好きって感じたんだ