クラスメートの女の子
その頭の上に、男子が乗る。

「…めてっ」

華子が何かを叫んでいる。

そんな華子が何となくムカついて、そのまま水を流した。

「…っぐ!!」

華子の髪を引っ張り、顔を出すとびしょびしょだった。

だけど、華子は泣かなかった。

それがまたムカついて、僕は華子の顔を押さえつけ、床を舐めさせた。

「うっ」

華子は、それでも泣かなかった。

ただ、僕たちを睨むだけだった。
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