猫の気まぐれ




でも、なぜだ?



春樹は女に話しかけない。

その理由は聞いたことはないが、いつか、言っていた。




『俺が認めんのはただ1人だからね』


『そいつは、俺の唯一無二の存在だし?』





…まさか、その存在が、あの、女…?





「春!」


「…へ…?」

…輝が問い詰める。




「あの女の子と知り合い!?」


「…は…?」





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