猫の気まぐれ




「春樹、わかるように説明しろ」


「…詳しくは言えない。でも!」


「…わかった。輝、車出せ」


「へ…? 追いかけっこに車って…。前代未聞でしょ」






ぶつぶつ言いながらも車を用意する輝。


その間も落ち着きなく、うろうろする春樹。




…なにを隠してる?






「春樹、タイムリミットは…?」


「…はやくて3時…遅くて5時…」


「3時…」






その数字が、なにを意味するかは、俺はまだ、理解していなかった。




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