近くて遠い距離

その手を離さない

気が付いたら、奈央の家の前に立っていた俺。

「ごめんくださーい!」

「は~い!
あら、龍之介くん、久しぶり!
って云うより、その顔どうしたの??」

「・・・(///) 名誉の負傷です。
それより奈央は?」

「奈央ねー、熱は下がったんだけど・・・
食欲ないし、部屋から出て来ないのー」

「ちょっとお邪魔します。
大事な話があるんで、二人だけにして貰えます?」

「え?えぇ、まあ。分かったわ」

「ありがとうございます!」
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