近くて遠い距離
「奈央、ごめんな・・・。

実は・・・ずっとお前の事、好きだった」

! ! !

「な、な、な、なんですとっ!?」

「プッ、また吃ってやんの!」

「し、仕方ないじゃん!」

「引っ越して来た時から・・・。
人見知り激しいし、一人じゃ何も出来ねーし。
俺がいないと・・・ダメだと思った」

「確かに、そうだったけど・・・」

「放っとけなかった。
だから、世話焼いて面倒見て・・・。
ずっと俺の傍にいるって勝手に思ってた」
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