近くて遠い距離
念の為、下駄箱を見てみた。
私の上が彩、その上が龍ちゃん。
二人とも上履きが入ってる。
そっか。
上手くいったんだ。
これで二人は恋人同士。
喜ばなくちゃいけないのに
素直に喜べない私。
本当にイヤな女だな・・・。
「奈央ちゃん?」
気が付くと翼くんが立っていた。
「どーしたの?こんな時間に」
「ん?忘れ物、しちゃった…」
「忘れ物を取りに来て…泣いてるの?」
「え…?」
私の上が彩、その上が龍ちゃん。
二人とも上履きが入ってる。
そっか。
上手くいったんだ。
これで二人は恋人同士。
喜ばなくちゃいけないのに
素直に喜べない私。
本当にイヤな女だな・・・。
「奈央ちゃん?」
気が付くと翼くんが立っていた。
「どーしたの?こんな時間に」
「ん?忘れ物、しちゃった…」
「忘れ物を取りに来て…泣いてるの?」
「え…?」