近くて遠い距離
全然 眠れなかった。

一晩中、起きたままだった。


これから私は
二人とどうやって接したらいい?
今まで通り、
ごくごく普通に
仲良くなんて出来るのかな。

考えれば考える程、不安になる。


腫れぼったい目。
ボンヤリした思考回路。
『こんなブサイクな子 見た事ない』って顔のまま玄関のドアを開けたら



「おはよ!」



翼くんが立っていた。
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