シスターAとモンスターB
01「結婚」
B「なぁ、そろそろ相手探さにゃいかんのでは?」

A「あのねぇ、私はシスター。結婚はNGなのよ」

B「何故に?なにゆえ?シスターはケコーンしちゃいかんの?」

A「私の操は神様のモノだからよ」

B「ちょっと待て。じゃあ何か?
お前はご先祖様から代々引き継がれてきた遺伝子をお前の代で断ち切る。そういうわけかい?」

A「まぁ否定はしないけれども・・・」

B「そんなん、おてんとうさまが許しても
オイラぁ許さねぇぜ!オイラの目が黒いうちは」

A「目、赤いじゃん」

B「だよねー」

A「しかも、使い方間違ってるし」

B「でもぶっちゃけ恋愛に興味ないわけじゃあ、あるまい?」

A「まぁねぇ、でも私は今の自分が好きよ
お祈りしたり聖歌を歌ったり、お裁縫や畑仕事も好き」

B「ってか、お祈りってあれ本当は寝てるでしょ」

A「寝てないってば」

B「じゃあ目を瞑って何考えてるんだ?」

A「だから祈ってるんだってば」

B「例えば?」

A「羊飼いのC君と仲良くなれますように」

B「ダメじゃん」

A「だよねー」


不毛な会話は続く・・・
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