Amour et le Futur
「…よく頑張ったな、由紀。」


そう言って、春樹は私の頭を撫でてくれた。


じゃ、景気づけになんか歌うか。由紀、曲選んで。」



そう言って春樹はエレキギターを持ってきた。

私はとくに何も言わなかった。

正しくは、言う気になれなかった。

だけど、春樹は察してくれたみたいで、いつもの曲を弾いてくれた。
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