Amour et le Futur
「そうね…。

まずは最低でも英語を身につけて貰うわ。

基礎のボイストレーニングはもちろんやるけれども。

大学は外国に進学してもらって、主専攻を音楽系から副専攻を無理の出ない範囲で好きな分野を取ってもらうわね。

大学に関しては春樹君も一緒。」


九重さんは笑顔でそう言い切った。




「「なんで!?」」


私達の声が重なった。



九重さんは微笑みながらこう言った。


「デビューさせるとしたら、二人をペアで売り出すわ。

だから、同じ条件の方がいいかと思ってね。

後、あなた達は親の七光りって言われちゃうのよ。

ちゃんと外国で実力をつけてきて、さらに勉学もつけて…両親とは違うことを強調するのよ!」
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