Amour et le Futur
私は呆気にとられていた。

春樹はと言うと、神妙な面持ちで考えこんでいた。

おばさん達は頷きながら九重さんに同調してた。




「九重さん…一つ聞きたいんですけど。」


春樹が言った。


「なに?春樹君。」

九重さんは優しく言った。

春樹が口を開く。


「今の言い方だと、大学はその方法で進んで…。

もしデビューを止めたり歌手生命が絶たれても、普通の職についたり、芸能界に残ってもバラエティ要員になったりできるってことですよね?

大学を卒業したら最終決定すればいいんですよね?」


「そうね。

その通りよ。

後バックアップはするって言っても、私達はお金の援助はしないわ。

先生を紹介したり、進路についてみたりする程度よ。

由紀ちゃんが大学卒業する時に最終決定ね。」


そう言いながら、九重さんは納得した?と聞くような顔をした。
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