*勇気の音*
ゆっくりと倒れ込むわたしと勇気の体。
心臓かバクバク言って体が硬直してるっ!
(……なになになになに…!?)
さっきはヘラヘラ笑ってた勇気の顔が
すごく近くで真剣な顔をしている。
(やっぱり“イケメン“なんだな…)
至近距離で見る勇気の顔は更にわたしを緊張させた。
「…なーんてなっ」
「へっ?」
「緊張し過ぎだって!」
勇気は大笑いしていた。
「いくら俺でも中3には手ーださねーよ!アハハハハ!」