明日への扉
5分も経たないうちに、若奈からメールが返ってきた。

『いいよ♪私は選択の授業があってもう学校に居るから、次の授業が終わったら食堂で待ってるね!』




短大は隣町にあるため、毎日電車で通っている。

駅から10分ほど歩くと、門が見えてきた。

もう9月だというのに、少し歩いただけでも汗ばんでくる。



食堂へ足を入れると、ひんやりと涼しい空気が体を包んだ。

少し汗が引いたのを感じながら、いつも座っている奥のテーブルへ進むと若奈はもう先に来ていた。
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