君との、物語
1、出会い。
私は、大野真奈。中学3年生。
ちょうど、受験真っ只中の崖っぷち中学生。今の成績じゃどこの高校にも行けないって、分かっている。
勉強しなくちゃいけないって、知ってるけど・・。毎日、結局パソコンしてしまう毎日。
変わらないとダメだってそんな、毎日、葛藤と戦っている。
毎日、寒い中、自転車で学校に通う毎日。
皆、白い息を吐きながら、学校までの長い坂を上がっていく。
私も、それに続いて歩いていると、
「まーな!」って、聞き覚えのある、髪の毛の長い女の子が歩いてきた。
「ああ!亜美!」
同じクラスの、小嶋亜美。すんごい仲のいい女の子。
「今日も、自転車で来たの?お疲れ!」
「そう!すんごい、寒い!早くバス始まらないかな~?」って、私もあ亜美の労いを受けながら歩いて行った。
そして、クラスに入ると、もう数人の生徒が、自分の机について勉強をしていた。
私たちも、机につくとカバンの中から教科書を出すとじぶんの机の中へしまう。
それから、思い思いに勉強をする。
もう、皆が受験生なのだ。
私だって、勉強しなくちゃなーって、思いながら自転車で走っていた。
そうしたら、交差点の信号の前に高校生が立っていた。
高校生の人は、青信号なのに渡ろうとせず、なぜだか私は声をかけたくなった。
「あの。信号青ですよ?」
この時が、君との出会いだね。
その高校生が振り返った途端、私は恋をしてしまった。
身長は、そんなに高くないけど、すごく優しそうな好きな顔だった。
「ああ。大丈夫です。俺、こっち側なんで・・」
って、私の行く方向とは別の方向を指差した。声もかっこいい!低い声!全てが私のツボにグサグサ刺さった。
「そうですか!それは、ごめんなさい!というか、その信号は押しボタンですよ?」
って言うと、ハッと気が付いて、照れて笑った。
「あはは。」って、ボタンを押した後に照れ隠しで笑った。
可愛い人だな。耳まで真っ赤になってる。
この人のことを知りたい。私のことも知ってほしい。この時、私は思った。
ちょうど、受験真っ只中の崖っぷち中学生。今の成績じゃどこの高校にも行けないって、分かっている。
勉強しなくちゃいけないって、知ってるけど・・。毎日、結局パソコンしてしまう毎日。
変わらないとダメだってそんな、毎日、葛藤と戦っている。
毎日、寒い中、自転車で学校に通う毎日。
皆、白い息を吐きながら、学校までの長い坂を上がっていく。
私も、それに続いて歩いていると、
「まーな!」って、聞き覚えのある、髪の毛の長い女の子が歩いてきた。
「ああ!亜美!」
同じクラスの、小嶋亜美。すんごい仲のいい女の子。
「今日も、自転車で来たの?お疲れ!」
「そう!すんごい、寒い!早くバス始まらないかな~?」って、私もあ亜美の労いを受けながら歩いて行った。
そして、クラスに入ると、もう数人の生徒が、自分の机について勉強をしていた。
私たちも、机につくとカバンの中から教科書を出すとじぶんの机の中へしまう。
それから、思い思いに勉強をする。
もう、皆が受験生なのだ。
私だって、勉強しなくちゃなーって、思いながら自転車で走っていた。
そうしたら、交差点の信号の前に高校生が立っていた。
高校生の人は、青信号なのに渡ろうとせず、なぜだか私は声をかけたくなった。
「あの。信号青ですよ?」
この時が、君との出会いだね。
その高校生が振り返った途端、私は恋をしてしまった。
身長は、そんなに高くないけど、すごく優しそうな好きな顔だった。
「ああ。大丈夫です。俺、こっち側なんで・・」
って、私の行く方向とは別の方向を指差した。声もかっこいい!低い声!全てが私のツボにグサグサ刺さった。
「そうですか!それは、ごめんなさい!というか、その信号は押しボタンですよ?」
って言うと、ハッと気が付いて、照れて笑った。
「あはは。」って、ボタンを押した後に照れ隠しで笑った。
可愛い人だな。耳まで真っ赤になってる。
この人のことを知りたい。私のことも知ってほしい。この時、私は思った。