大好きなのです
大:「蘭」




蘭:「はい?」




大:「…聞いていいか?」




大くんが
目をキョロキョロ
しながら
聞いてきた。




蘭:「何なのですか?」




大:「……」




大くんは
黙ってしまった。




蘭:「どうしましたか?」




大:「蘭のお母さんは
1人じゃないよな?」




蘭:「……」




大:「言いたくないなら
言わなくていい」




蘭:「蘭の親は…」




大:「無理しなくても…」




蘭:「大くんに隠し事は
ダメなのです」




大:「けど…」




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