同居人はお隣さんっ!?



階段を下るとまた左側に階段があった。

下る。

ダダダダッ。

また下る。

ダダダダッ。

またまた下る。

ダダダダッ。

どんだけ下りれば一階にたどり着くんだ!!

てか、あの部屋(←あの、冷蔵庫があった部屋)は何階にあったんだ?

ほんとにこの学院おかしいと思う。

そんなことを考えていたら目の前が真っ暗になった。


「ごめん。大丈夫?」


頭の上からハスキーな声が聞こえた。

とても、きれいで透き通っている。

絶対イケメンだあっ!!
声だけで、かっこいい人だと決めてしまった。


我が身に戻って、顔を思いっ切り上げる。

ゴンッ!

頭のてっぺんに激痛が走った。

「いってっーよ!!」


さっきとはぜんぜんちがうとてつもなく低い低音ボイスが怒りを上げた。

「申し訳ありませんっ!!お願いだから切れないでください!!」


手を顔の前で合わせて、頭を上げ、しっかりと相手の顔を見た。
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