同居人はお隣さんっ!?

あんた…まさか…?



【あんた…まさか…?】







はい。始業式終わりました。





え?あの後どうなったかって?









あの後は、どこに行けばわかんないから、階段付近をうろちょろしてた。



そしたら、階段の下から先生らしき人が来て、『君は始業式そうそうなぜこんな所にいるんだっ!』って怒鳴られてさ。



でもその後、体育館まで連れて行ってもらってこそこそと中に入れてもらった。





私の存在にきずいた人に笑われちゃったけどね。



ま、仕方ないか…。と思いながら席に着いた。



それで、始業式、無事に終了。








ということで今ここにおります。



「おーい、雅魅璃ぃ!」



私のしぼんだ背中に甲高い声が押し寄せてきた。


あぁー。いつものきた。



そう思いながら後ろを振り向くと同時に子犬のように髪の毛をふさふさしながら飛びついてきた。


「もぅっ。鈴歌!人前だよ!」


この、子犬のように飛びついてきたのは、小学校からの親友、
川上 鈴歌(かわかみ れいか)。

私より身長は低い物の、モデル以上の華奢な体つきを持つ。

性格は、天然&おっちょこちょい。

完璧に『かわいい』という言葉が当てはまる子だ。

私の超自慢の親友なのです!!


でも、声が高くて少ししゃべっただけて凄く目立つ。

だから今なんて、私が視線浴びてるのも当然であって、周りの目が痛い…。

もうそろそろどいて…。


そう思い軽く鈴歌の頭をたたく。

軽く叩いたはずなのに…。


「いったぁーい。ぐすんっ…。雅魅璃のばかぁー!!」



なんていいながら潤んだ目で上目使いをしてくる。


鈴歌は意識なくこれをやってくるから困るよ…。

本当に天然すぎて困っちゃう。



でも、ま、かわいいから許す!(笑)



なんて思いながら抱き合っている私たち。


周りからみたらバンバン百合なんだろうな(笑)
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