同居人はお隣さんっ!?


イラつきを堪えれずに壁を蹴ってしまった。

……壁が…凹んじゃった…。

「ヤバッ!!」

知らない振りをしてまっすぐで長い廊下の奥にある扉へと足を進めた。

その扉に行くまでに、まっすぐで長い廊下には他の扉がいくつかあった。

「この家は迷路かっつーの。」

イライラしながらやっとたどり着いた目的の扉に手をかけた。


ガチャッ…。

目の前には止めどなく広い部屋が現れた。

テレビ…ソファー…ダイニングテーブル…キッチン…冷蔵庫…たった6個の家具が置かれている、とてもシンプルな部屋。

でも、その家具一つ一つは大きく、そして、デザイン豊かなものばかりだった。


まるで、夢のようなリビングが作られていた。


「あっ!!」


テーブルの上に一枚の紙と段ボール箱が大きいのが一つと小さいのが一つあることにきずいた。


駆け寄ってその紙の内容を読んだ瞬間…頭の回転が止まった。



だって…手紙にあり得ないことが書いてあるんだもん…。


ふざけないでよ…。
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