同居人はお隣さんっ!?



「…はぁ゛?なにが『仲良くしなさいね♪』だよ?かってに決めてんじゃねーよ!!Ψ(`Д´)Ψゴラァッ!!」


ビリビリビリッー…。


怒りにまかせてその紙を勢いよく破った。
細かくなったその紙を見つめ、はぁっとため息をついたと同時に、何かが鳴り出した。


ピョッピョッピョッピー。

ピョッピョッピョョンピー。

「………??」


音がした方をみると時計からヘンテコカエルが出てきた。


『ガッコウヘ イク ジカンデス。
ガッコウヘ イク ジカンデス。』


は…?ふつーこーゆーのって、ひよこ?…とか、鳥的なのの役目じゃねーの?

カエル…は、始めてみた。
てかー…

「今日は学校なんて行かねーよ。」


ついつい思っていることを口にしてしまった。

すると、ヘンテコカエルがまた口を開いた。

『イカナイト イウノデシタラ イマスグ オカアサマニ レンラクイタシマス。

ドウシマ…』


「行くっ!行きますから!母さんに言うのだけは勘弁!」


カエルがいい終わる前に返事を出した。
だって…母さんに伝わったらどうなるか………。
考えただけで身震いするよ!


『ソレデハ オハヤメニ ガッコウヘ イッテクダサイ』


そう言い残し、ヘンテコカエルは時計の中へと戻っていった。


ああ、やっかいな奴だ。これからが心配だ。

「あー、準備準備と…。」
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