同居人はお隣さんっ!?

あっ…ありえないっ!



【あっ…ありえないっ!】


ただいま、どこに行くか分からない真っ暗な廊下を全速力で走ってます!

…ん?ピカッ…。


小さな光が見えた。

ガコンッ…。

異常なくらい大きな音が響いた。


「いってぇ…。」

おでこを押さえながら立ち直る。
壁か何かにぶつかった。
まさか…。ここが出口?

ピトゥッ…。
静かに手を当てる。

…やっぱ壁か…扉か…。

両手を当て、力一杯押してみた。


ガコンッ…。


開いたような音がした。
だか、いっこうに光は見えてこない。


んっもう!!!
時間がないのよっ!!


頭にきて足で扉らしきものを蹴った。

ポチッ…。


ポチッ!??

その瞬間ゴゴゴゴッっという音と同時に扉が開きだした。

足で蹴った近くを見ると、赤いボタンが設置されていた。


ボタン式ドアとかないっショ。

そう思っていると、まんべんの光が頭の上から振ってきた。

……まぶしいっ!!



その光の先には……。
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