おかしなあなた
その日からメールをし、電話をかけ、持ってる合い鍵を使って家に通った。
クリスマスも誕生日も一緒に過ごした。
そして何度も愛し合った。

大好きで大好きで大好きで
あなたに会うときだけは、いつもは同年代の中では冷静なわたしも、身も心もほてらせていた。

そんなわたしを見てあなたは一度
「愛、君はイケナイ子だ、俺を惑わせる」
と言った。

この4年間
あなたと日々を積み重ね
わたしはお互いになくてはならない存在になっていると思っていた。
昨日までは。
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