おかしなあなた
まただ―…
さっきこの店に入ったときと同じ不快感。
胃の中にすっぱいものが広がる。
ショートケーキはダメなんだ。ショートケーキは。
あなたと最初に交わった日に食べさせてくれたものだから。


「―…愛?」

「わ、わたしピーチアイスティー♪ダイエット中なんだぁ…」
とヘラヘラ答えるわたし。

「まさか…だよね?」
と恵が見つめる。

わたしは意を決して言った
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