おかしなあなた
「違うと思う。最近ほとんど会ってなかったし」

「は―よかった。もうデキちゃったとか言われたらどうしようかと思ったよ―。今朝も頬赤くしてくるし、親御さんに叩かれたのかと思って」
と恵はなんだか安心していた。「まぁ向こうは立派な社会人だし、あい次第なのかもしれないけど」
ふふん♪と恵が言う。


「それがさ―」
ごくりとツバを飲む
「昨日フラれました♪」

恵がくわえたフォークを口から落とす。

「え、なんで、だってもう4年だよね!?そんないきなり!?」

「それがさ―…浮気だったんだよね」

「は!!!???サイテーじゃん、それ」

「うん。でもわたしも悪いんだ―…」

「なんであいが悪いの!!??」
恵は怒り狂ってわたしにまで詰め寄ってきた。

「それは―…」
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