カベの向こうの女の子
俺は笑顔を見た途端、心臓の周りを何かに圧迫されてるみたいに苦しくなった
「元気でしたか?」
「まぁ元気。お前は?」
「うん、元気!…今日、どうする?」
「また俺の家来る?外寒いし」
春菜はコクりと頷いた
バイクでアパートまで行って、外の階段で二階まで上がる
俺は俺の部屋のドアに鍵を挿した
挿して回してみたが、なんだかいつもと感覚がちがう
あのガチャリという音がしない拍子抜けしたような感じ
俺はまさかと思い、ドアに手をかけて開けてみた
出る前に、鍵をかけたはずなのにすんなりドアは開いた
俺はドアから部屋を覗いて、すぐ閉めた
春菜はそんな俺を不思議に思ったらしく、聞いてきた
「どうしたの?」
「いや…、なんつーか、今日は俺ん家無理かも」
春菜は不思議そうな目で俺を見つめた
俺がドアに背を向けたとき、頭に思いっきり何かがあたった
「いってぇ」
玄関のドアが急に開いたんだ
俺は慌てて後ろを見た
まさか…まさかとは思ってたけど
合鍵を持っている奴なんて限られてる
「元気でしたか?」
「まぁ元気。お前は?」
「うん、元気!…今日、どうする?」
「また俺の家来る?外寒いし」
春菜はコクりと頷いた
バイクでアパートまで行って、外の階段で二階まで上がる
俺は俺の部屋のドアに鍵を挿した
挿して回してみたが、なんだかいつもと感覚がちがう
あのガチャリという音がしない拍子抜けしたような感じ
俺はまさかと思い、ドアに手をかけて開けてみた
出る前に、鍵をかけたはずなのにすんなりドアは開いた
俺はドアから部屋を覗いて、すぐ閉めた
春菜はそんな俺を不思議に思ったらしく、聞いてきた
「どうしたの?」
「いや…、なんつーか、今日は俺ん家無理かも」
春菜は不思議そうな目で俺を見つめた
俺がドアに背を向けたとき、頭に思いっきり何かがあたった
「いってぇ」
玄関のドアが急に開いたんだ
俺は慌てて後ろを見た
まさか…まさかとは思ってたけど
合鍵を持っている奴なんて限られてる