カベの向こうの女の子
その言葉が浮き出てから、俺はそれが抑えられなくなった
好き 好き 好き
どんな理由だっていいから、あの子の近くにいたい
俺はいつものように感情的になっていた
俺の感情的は多分人よりもっとひどくて
まじで周りがあまりにも見えなくなるのだ
その気持ちが強ければ強いほど
制御が効かなくなる
だからって許されることじゃないってことは、よくわかる
だけど本当に理屈じゃない
今さら善人ぶったって
俺は、いかついし髪は金髪だし
春菜が好きだし
綺麗事もなにもいらない